2021年3月24日 (水)

このブログを削除します

2011年にスタートしたこのブログを削除することにしました。削除の依頼をするので、近いうちにネット上から消えると思います・・・。

生産的なコメントをいただいたりして嬉しいこともあったのですが、ブログを維持するにはネガティヴなことの方がポジティヴなことより格段に
多くなりました。残念なことです。

まず、自身の健康。ここ1年、教えている大学でオンライン授業をやって、コンピューターの画面を見続けていることに疲れ果て、視力がずいぶんと落ちました。また関節の痛みが激化しました。50歳を超えたので年齢のせいもあるのでしょうが、視力が1年でこんなに落ちたことは、生まれてこの方初めてです。さらに関節の痛み以前より辛くなり、ブロック注射を毎週してもらうようにもなりました。

これ以上視力が落ちたり、肩と腰が痛むのを防止したいと思い、今、大学の春休みなので、コンピューターの前で過ごす時間を少しでも減らすため、多数あるオンラインアカウントの一部を削除しようと思いました。リストしてみると、100近くのアカウントがあったのです!そのうち、どう考えても必要なアカウント以外の削除を決行しようと思い、約20のアカウントの各社のサイトに行って、コツコツと削除要請をしました。つまり、

I tried to delete online accounts that weren't absolutely necessary for me. 

です。abusolutely necessary (絶対に必要な)という意味です。

で、削除したはずでした。しかしそれから2、3ヶ月経っても、削除したはずのアカウントの会社からのメール連絡が止まらなかったりしてまだ鬱陶しい思いがぬぐえません(そういえば、小さい字で「アカウントはすぐには消えません」と書いてあったような・・・)。一度アカウントを作ってしまったら、価値ある個人情報をガツっと握って離さない企業の戦略なのでしょうか。もう、

Leave me alone. (ほっといてくれ)

の心境です。

視力が劇的に落ちた、ということの他に、皆さんが今見ていただいているような不愉快な広告のオンパレートも、ブログを削除したくなった大きな理由です。自身は本名を公開して良心的(だと思う)ことを書いてきたつもりなのですが、エロいのはまだしも、見ているだけで気分を害するような広告とともに自身の書き物が公開されるのは、いい気はもちろんしません。

世界がコロナ禍に見舞われて以来、オンラインでないこと ー 生身の人の顔を見て話すこと、散歩して花を愛でたり新鮮な空気を吸うことなど ー の価値を全身全霊で染み染みと感じ、デジタルであることは便利だけど、安物の情報を無視したりふるいにかけるのはストレスの多いエネルギーを強いられるなんだと痛感しました。それは、ヤバいほどITを信奉していた私への啓示だったのかもしれません。

日本はちょうど年度末で、いい機会かと思うので、このブログの削除を要請します。今まで読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました!

わたくしは IT detox  (IT解毒)に努めてまいります。皆さんにもオススメします。

広瀬直子

2020年4月 4日 (土)

このブログを休止します。

このブログは2011年1月から書き始め、ここ数年は数か月とか1年に1回の更新となってしまっていました。最後に更新したのも1年以上前。ゲーテとシェイクスピアが私の作業部屋にきてくれた時でした(直前の記事)。

1年も経ってしまったことからもわかるように、わたくし、カナダから日本に戻り、大学で教え始め、また原稿を書いたりもしていたので、多忙を極めておりました。こう言うのは良くないかもしれないのですが、新型コロナウィルスの感染拡大で家にいる時間が増え、1年前にカナダから戻って以来、未整理だった数々のことの処理を完了し、大学の授業開始が延期になって、時間的にも精神的にもこのブログに戻るような余裕ができたわけでございます。

閉鎖しようかと思いましたが、かつて、このブログを読んだ編集者さんからご連絡いただいて、出版にいたった本もありますので、英語を学習している日本人の皆さんのお役に立てる内容があることを願って、このまま放置することにしました。また日本人の英語について言いたいことがあれば戻ってくるかもしれませんが、とりあえずは「おおきに。ほな、さいなら」です。

この1年間、関西の有名な私大で、また京都でシニアの皆さんに英語を教えて、日本人の皆さんに英語を教えることは私の天職だと確信しました。最近までは翻訳者が自分の天職だと確信していたのですが。(やってることは何でも「天職」と感じるめでたい性格なのか?)

教えている今は、私が日本人の英語に関して思っていることを、生身の生徒さんを前に直接アウトプットして反応を得らえるという充実感があるので、自宅で翻訳をすることが多かったカナダにいたときにあった「日本人の英語について書きたい欲」が満たされているのも、このブログを休止する動機の一部かもしれません。

生徒の皆さんへ。この1年間本当にありがとうございました!語学力は大学生の皆さんにとっては、これからの厳しい人生の中で強力な味方になりますし、シニアの皆さんにとっては脳を若く保つための素晴らしいトレーニングになります。そして、まだ他の言語に手を染めて(笑)いないなら、どうみても事実上の国際語になった英語がとりあえずは一番便利です。ぜひとも続けてください。音読することを絶対に忘れないでくださいね。

最後に。このブログの中で「カタカナ語警察」と勝手に自称したことがあったかと思うので、最近気になるカタカナ語をひとつ。それは「オーバーシュート」。overshoot という英単語はありますが、「行き過ぎ」みたいな意味かと思います。伝染病の爆発的拡大は、explosive spread など。この期に及んでこんなカタカナ語を頻用されると、英語学習者には混乱を招きますので、迷惑ですよね。

私は授業で時々カタカナ語の話をしますが、単語によって、迷惑度を1~3に分類しています。その場の適当な思い付きですが。「オーバーシュート」は、紛らわしいので迷惑度2。

では、皆さま。ウザイ広告も多いですが(下の方に行くとエロい広告まである)、それを無視して、このブログにあるこれまでの記事をお読みいただけたら幸いです。記事自体は全部真面目です。皆さまの英語学習に役に立てることを願っています。

Stay at home and be safe!

2019年1月 9日 (水)

シェイクスピアとゲーテが私の作業部屋に来ました

皆さまこんにちは!本日は、作家のシェイクスピアさんとゲーテさんに、わたくし、広瀬直子の作業部屋に来ていただいております。

:本日はヨーロッパ、しかも遠い昔から2019年のカナダのトロントまでわざわざご足労いただきありがとうございます。

シェイクスピエア(以下S)とゲーテ(以下G):招待していただいてうれしゅう思てます。

:あ、おふたりは関西弁やったんですね。ほな、わたしもそれで行きますわ。お聞きしたいことはなんっぼでもあるんですが、今日は私の悩みを聞いてくれはるやろか?私、しがないライター・翻訳者で、言うてみればおふたりの後世の後輩たちの端くれなんですわ。時代は21世紀になってるんですけど、ご覧の通り、原稿はパソコンというこの機械にタイプで入力してます。

SG:へーっ!!!

:書いたもんは、瞬時に世界のどこにでも送れます。インターネットっちゅう通信網で盛りだくさんの情報を世界中から見られます。

G:すげーっ!!!しかし・・・かえって気が散りまへんか?

:さすがゲーテはん、その通りです。おふたりみたいに、静かなところで、書くことだけ考えて集中することができまへんから、この時代はもう、ゲーテはんが書いたような長編の大作っちゅうんは生まれへんのちゃうかと思います。読破できる人さえ減ってます。パソコンに変なひもで大小の機械がつながってますやろ。これがまた、仕事中にピンピンポンポンなって、手紙やら伝言を送ってくるんですわ。

でも、私の悩みは気が散ることではありません。機械の音声は消せるし集中はできるんです。私の悩みは、毎日たくさんの言葉を処理していると、脳みその言語担当部分が焼け焦げたみたいになって疲れ果てることなんです。顔もむくんでブスになります。

SG:(きょとんとして)なんで!?

:おふたりはそうならないんですか!?

G:そら疲れますし肩も凝りますけど、脳みそが焼け焦げはしまへんで。

S:感動さえありますえ。広瀬はんもしかして・・・嫌いな言葉も扱ったはるんちゃいます?

:ギクッ。

S:そらあきまへんわ。私ら、もちろん超大好きな言葉しか書きまへんもん。

:翻訳の仕事では原本の言葉が好きでもなんでもない、たまには嫌いなんさえあります。でも食べていかなあかんので、嫌々訳してます。

S:そんなことしてたら、ええ言葉が書けへんようになりますえ。

:やっぱりそっかー。ほんまは好きな言葉だけ読んで書いて暮らしたいんです。

G: わかりますわー。わたしも好きな言葉だけ読んで書いて暮らしたかったのに、父親が弁護士になれとうるさかったんで、嫌々法学書を読んでた時代がありますさかい。

:ゲーテはんも大変やったんですね。でもその後、作家として好きな言葉だけと触れ合っていくことができたんですね。

SG:まあおきばりやっしゃ。老後の貯金がたまったら、嫌いな言葉の仕事は断って、好きな言葉にだけ触れて生きていけばよろしい。

:早くそうなりたいです!さすが関西弁しゃべったはるイギリス人とドイツ人だけあって、詩人でありながらお金に現実的ですね。

S:わたしら「死せる作家の会」の会員やし、今度はそこのビクトル・ユーゴはんでも、広瀬はんの作業部屋にお送りしますわ。「お金のことは心配せず好きな言葉だけ読み書きせえ」言わはりそうや。

:「死せる作家の会」には日本の作家もいはります?

G:もちろん。紫式部はんも、近松門左衛門はんも、最近では太宰治はんとか。

:ぜひ紹介してください!

本日はありがとうございました●


2018年12月22日 (土)

ネイティブスピーカーによる変な英語

今日のカナダは、クリスマス前の最終営業日。プレゼントを抱えて、白い息を吐きながら町を歩いている人をたくさん見かけました。

外から家の中を窓越しに覗いてみると、クリスマスツリーがきらきら光っているところもたくさんあります。

 

そこでふと思い出した、「変な英語」。カナダで生まれて育ったカナダ人は、クリスマスツリーを「飾る」ことを tree trimming と言うのです。trim という単語の主な意味は「(髪などを)刈り整える」という意味ですから、私は長年、tree trimming とカナダ人が言うとき、なんのことかわかりませんでした。

 

けっこう最近、それって、"trim"って言ってるように聞こえるんだけど・・・、とカナダ人に告白すると「その通り」と言います。decoration の意味だよ、と。

 

tree trimming は、木を刈るのか?という不必要な勘違いを非ネイティブスピーカーにあたえるというもの。国際語としてどうでしょうか?

 

言葉は結局、人間の作ったものだから完全に合理的ではありえない、ということですね。

 

ネイティブスピーカーによる変な英語は他にもよくあるので、思い出したらまたここに書きますね。

 

2018年11月 7日 (水)

自称カタカナ語警察官

英語を話す・学ぶ、私たち日本語ネイティブにとっては、迷惑になりがちなカタカナ語。特に最近のものは、意味のズレ方が微妙だったりして厄介です。

自称「カタカナ語警察官」(今名付けた)の私が最近摘発したカタカナ語は次の通り。その後、このブログでわめく以外に何の処置もとっていませんが・・・

●ブラックアウト

日本では、「大規模停電」の意味で用いられている様子。英語圏(少なくともカナダ)では、家一軒の停電でも blackout です。英語圏に来る日本人は、「It's blackout」と訊き、それが家一軒のことでも、たいそうな想像をしてしまうのでは。

●インバウンド

inbound という単語は「入ってくる方向の」という意味で、外国からやってくる観光客にそのままでは使いません。形容詞なので、inbound tourists というと、間違えではないです。

●チャージ

ICカードを「チャージする」の英語は、reload です。charge は「充電する」や「クレジットカードで支払う」などが主な意味で、「カードに入金する」という意味で使うのは、かなり不自然。しかし毎日、駅で「チャージ」をいう言葉を見ていると、charge my Icocaとついつい言ってしまいたくなりますよね。

●メンタル

「メンタルが強い、弱い」という日本語をよく聞く昨今。ですが、英語の mental は、mind (精神、心)の形容詞なので、Her mental is strong. という使い方はできません。She's mentally strong. は間違いではありません。

●マウンティング

(上司などに)支配的な行動を取られる、という意味のようです。しかし......このような発想をする私が下品なのでしょうが、mountは機械などの「搭載」のほか、オスがメスに mount する(上に乗る)というように、動物の生殖行為の仕方のひとつの意味ももちます。どうしてもその光景が浮かんでしまい、勝手に恥ずかしくなったりしてしまうのでした。

***

外来語は、一度輸入されるとひとり歩きしますから、寛容になろうとは思うのですが、この期に及んでこんなカタカナ語が作られるかなーという気持ちもなきにしもあらず。

英語の本来の定義と、カタカナ語の定義を合わせたほうが、英語を話す日本語ネイティブにとっては便利だと思うので、カタカナ語に厳しくうっとうしいオバサンと呼ばれても、これからも摘発を続けようと思います。

・・・とここまで読み直して、私自身が意味のズレたカタカナ語を使っていることに気づいてしまった!

「日本語ネイティブ」と言っていますが、native だけでは、「話者」の意味をもたないですね。これは略されたカタカナ語で、英語に忠実にカタカナにするなら、ネイティブスピーカー(native speaker) でした。英語をカタカナにしたときの長さ(音節の多さ)が、カタカナ語が往々にして英語を略している原因のひとつなのでしょう。

 

 

2018年11月 5日 (月)

TOEICのオーストラリア英語で苦戦!

最近、TOEICの模擬試験を自宅で受けてみました。

大学の英文科を卒業し、、カナダの大学で文系の修士課程を終え、そのままカナダ(英語圏)に21年住んでいて、翻訳の仕事をし、英語学習書も書いてきたので、「満点だよねー」と、思い込んでいた、めでたい私。

確かにリーディングの部分は満点だったのですが、リスニングで聞き取れなかった英語があったのです!

そ・れ・は、オーストラリア英語の発音!TOEICのリスニングの英語は、メジャーな英語圏のなまりが混じっています。

カナダで生まれ育ったネイティブスピーカーなら、英語のいろいろなアクセントに慣れていて、わかるのかもしれませんが、私の英語世界において、オーストラリア英語の発音は死角でした。

私は、カナダ~アメリカ中西部の、いわゆる「北米標準英語」に近い英語にどっぷり浸かってきました。イギリス英語は、王室の人たちが話すのはクリアな英語なのでよくわかりますが、ロンドンの下町で話されているような英語やスコットランドの英語はあまりわかりません。

私が生まれて育った日本の日本語では、ネイティブである関西弁と、学校で習う標準語のほかにも、他の地方のなまりは、耳がいい方なのか、けっこうわかると思います。(一番わかりにくいのが、年配の方の東北弁?)英語のなまりよりもわかると思います。

やはり、今までに(たぶん若ければ若いほど)どれだけの量を聞いたかが、なまりがわかるかわからないかに影響するのでしょう。

実は、マルチカルチャーなトロントに長年住んでいるので、人口の多い中国人やインド人の英語アクセントの方が、オーストラリア英語のアクセントより、わかると思います。

それで、ふと思うのです。TOEICが、これから世界で羽ばたく人たちのための国際語としての英語力を問うものであれば、主要英語圏に限らず、英語を話す人口がすでに多く、これからどんどん増えるはずの、インド人なまりとか、中国人なまりの英語があってもおかしくないのでは、と。

実際、世界をまたにかけてビジネスをしている日本人が聞いて理解することが必要になるのは、オーストラリア英語よりも、インド人とか中国人の英語かもしれないのでは

 

 

2018年7月11日 (水)

銀河鉄道999は three nine? triple nine?

最近日本の音楽番組で、Exile が、元々ゴダイゴの曲である『銀河鉄道999』を歌っているのを聞きました。子どものころに大ヒットした曲で、今聞いても素晴らしく、もう私は飛び跳ねたくなるほど嬉しくなりました。

そしてタケカワ・ユキヒデさんのボーカルによるオリジナルが聞きたくなり、ネットで探して聞きました。かつて私は日本で子どもだったので気づかなかったのですが、タケカワ・ユキヒデさんはネイティブ並の英語力の持ち主だったんですね。調べてみると、日本の大学の英語系学科の頂点に立つ、東京外大の英語科のご卒業だとか。なるほど。

銀河鉄道―the Galaxy Express 美しい翻訳です。「鉄道」の直訳 「Railroad」 も同じ2音節なので、曲にはめようと思えばはまりますが、express は発音にハリとキレがあって歌詞にふさわしく耳に心地いいと思います。銀河鉄道に急行があったかどうかは知りませんが。

この歌詞はほぼ完ぺきな英語ですが、ひとつだけ文法がひっかかった点が。999をタケカワさんは、three nineと歌っていらっしゃいます。ここは、複数のをつけて、three nines とする必要があると思います。英語の文法というのは怪奇なもので、threeの代わりにtripleを使えば、triple ninesはいりません。

しかし、細かい文法なんてどうでもいいと思うほどの名曲ですよね。Let's go on a journey to the sky!

2018年6月26日 (火)

簡単な単語は難しい

私は昔から肩こりがひどいのですが、20年前ぐらいまではこれを英語で表すとき、

My shoulders are very stiff (私の肩はとてもコっている)

と言っていました。これも間違いではありません。このころはまだ、「コリ」は「痛み」ではない、と思っていました。

しかし、カナダに住み始めてからは、pain という単語が、コリの感覚も含むことに気づき、今では

I have a pain in my right shoulder (私は右肩にコリ/痛みがある)と表現するようになりました。pain と言った方が、stiff と言うよりも、より医療的に治療が重要な問題だととってもらえるように思います。

このように、定義がカバーする範囲が日本語と英語で合わないことはよくあります。というか、ズレがない訳語は極めて少ないと思います。

日本語の「本」は英訳でbookですが、英語のbookには、郵便切手の綴りなども含まれます。

なんとも不吉な例で申し訳ないのですが、「遺骨」は日本では「骨」ですが、英語でbones とは言わず、ashes (灰)と言います。よく考えてみたら、動物の遺体を火葬した後には、骨と灰、両方が残りますから、厳密には両方間違って(?)います。

私が簡単なはずの単語が一番難しいかも、とよく思うのは、こんな理由からです。

2018年6月 9日 (土)

Poor excuse?

最後に書いてから1年近くなる、と最近気づいた23日前から、このブログのことが頭から離れなくなりました。英語では、

The blog has been hanging over my head.

私の頭の上にぶら下がっている。というイディオムで表現します。

実は、このブログのサイトは、グーグル・クロームのブックマークに登録してあるので、毎日視界の中に、このブログの存在はあるはずなのですが、この1年間私は見逃がしていました。

煩雑な用事も含む日ごろの仕事に、たぶん頭の中で優先順位をつけ、「この辺で私のエネルギーが切れるころ」という線を無意識に引いて、無償でやっていて誰が読んでいてくれるのかもわからない(笑 今までにあった反応は、ネトウヨ的な人からの嫌なものだった)このブログを下の方に追いやって、見て見ぬふりをしていたのかもしれません。

I was subconsciously avoiding it.

無意識的に避けていた。

Poor excuse?

苦しい言い訳、でしょうか?


2017年6月21日 (水)

書いて伝える接客英語

「時は飛ぶ」というのは、Time flies(光陰矢のごとし)の直訳ですが、今はその気持ちそのもの。なんと最後にこのブログを書いたのは去年の8月ではありませんか。

言い訳をしますと、ここ1年ほど、新しい本を書いておりまして。その予約販売がamazonなどではじまりました!
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外国人が多数訪れる「国際観光都市」京都でも、いつも気になっているのが英語サイン(POP、看板、貼り紙など)の少なさと、英語の不正確さ。
この本はその名の通り、日本のお店に表示すると役に立つ、約600の英語フレーズのほか、英語での接客に役立つコラムや語句リストなどを盛り込んだ本です。
例えば「変な英語」というタイトルのコラムでは、国際観光国としては恥ずかしい日本のサイン英語を紹介し、その改善を提案しています。
(引用)

・・・・・たとえば私は最近、日本で“American Slut”(アメリカのあばずれ女)という名前のブティックのサインを見かけて仰天しました。slutは侮蔑語です。

この店名がアメリカ人、特に女性に対して失礼なのは、これが日本人女性を侮
蔑する店名だったらどんな気持ちになるかを想像すれば、すぐにわかります。

日本では英語はあくまでも外国語なので、ある程度間違っていても通じること
のほうが大切でしょうし、「変な英語」もご愛敬と言えなくもないでしょう。しかし、下品な言葉を含む変な英語がはんらんしている状況は、先進国としては、どちらかというと恥ずかしいのではないでしょうか・・・・。

外国人のお客様のいらっしゃる接客業の皆さまに本書をぜひお役立ていただき、日本を訪問する外国人におおいに日本のすばらしいところを楽しんでいただこうではありませんか。発売予定日は7月中旬です。●

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